2009年6月12日金曜日

Memoirs : PATRICK COX



Memoirs : PATRICK COX
阪急32番街の百合


このお話は随分昔にnetに流したような記憶があるのだけれど、
今はまた思い出して、海に流してみよう。

当時、僕もまだ若かった。20?21?くらい?
networkとかまだダイヤルアップでテレホーダイなんて頃のお話。
当時の僕と同じくらいの若いコみんな持ってたけど、
携帯gpsなんてまだまだ夢みたいな頃。
1990年代のクールでアンダーグラウンドな香が色濃く残る2000年頃かな。

僕は中学ん時とか、高校の頃に、服飾専門学校に行ってた、
ねこあ”しヽ(`Д´)ノ(姉)のところに転がり込んで、
アメ村とか、神戸の高架下とか連れて行ってもらってたけど、
大経大に進学が決まって
鳥取から大阪に一人ではじめて上京してきた頃のお話。

ちょうどがっこーが落ち着いた頃、一人でまだ良く知らない
梅田を散策って感じで遊びに行った時の事だった。
阪急梅田32番街。
大きな柱で支えられてアーチ状の空間。アトリウム。
今は改装工事中だね。

32番街を颯爽と歩く女の人がいた。今の僕からすると、女のコかな。
黒服で、高いヒールをはいていてお姉さん系のはしりぽかった。
都会の洗礼を受けた、洗練さ、クールさで歩く姿を目で追ってしまう程、
かっこ良かった。

彼女の後姿は、細い肩ひっさげた、ちょっと大きめで高級そうなブランド紙袋。
黄金に輝くそのロゴと百合の紋章は、
  
PATRICK COX
 
今では僕の小物周りを飾るアイテムです。
ピアスとか、アクセサリーは阪急梅田では扱わなくなってしまったけど、
良き思い出の残る、そしてこれからの僕を
作ってくれるブランドです。

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